Scratchプログラミング – スクラッチでゲームを作成してみた –

application programming interface concept

Scratch(スクラッチ)で作ってみました

マサチューセッツ工科大学メディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語である「Scratch(スクラッチ)」を使用し、色々なゲームを作成してみました。
暇つぶしにいかがでしょうか!

下の作品一覧から各作品ページへ移動していただくと、スクラッチの画面がでてきますので、緑色の旗マークをクリックすると、開始します。

「自分ならこれはこうして作成する」「もっとこうした方がいい」「他にこういったもを作ってみてよ」というご意見・ご感想もお待ちしております!

作品一覧

Scratchとは?

プログラミングを学ぶにあたり、初めて触れるプログラミング言語に抵抗のある方が多いのではないでしょうか。
いきなり英語で書かれているプログラミング言語のひとつひとつの意味を覚えて、書いてみて、動くかどうか確かめて…。エラーばかりで嫌になる…。結局諦めてしまう。そうしたことから、プログラミングの楽しさを知る前に挫折してしまう人も多いのではないでしょうか。

Scratchは特別な知識がなくとも、プログラミング言語を学ぶことができるツールで、アメリカのマサチューセッツ工科大学メディアラボで開発されたビジュアルプログラミング言語です。
プログラミングがブロック化されていて、それを好きなように組み替えて作品を制作することが可能になっています。

また、作ったものを世界に公開できるというところも魅力的だと思います。
Scratchはこちら
上記のリンクから、スクラッチのトップページへ遷移します。
上部にある、ナビゲーションメニューの「作る」を選択すると、直ぐに作品を作成し始めることができます。
また、「見る」を選択すると、他の人が作成した作品を実際にプレイすることもできます。
その作品を選択した際に、「中を見る」をクリックすると、作品がどのように制作されているかも見ることができるようになっています。

最初からいきなり作成しだすよりも、一度、他の人が作成した作品を参考にしてみるのも初めて「スクラッチ」を学ぶ人には良いのではないかと思います。

プログラミングを学ぶ導入に適している

動きや制御、演算などの機能がブロック化されていることで、それらを自由な発想でつなぎ合わせることで、ひとつの作品になっていきます。

実際にプログラミングを書いたりせず、難しいことはないので、うまく動作しなかったとしても、ひとつずつチェックをしながら、調整していくことが可能です。
公式サイトによると、8歳~16歳の子ども向けに開発されたものですが、すべての年代の人々に使われています。とあります。
「スクラッチ」操作性、表現力は多くの大人も魅了しています。
子どもだけでなく、親も一緒に参加することで、子どもとのコミュニケーションにもなります。

どんな人にでも、視覚的なオブジェクトを使ってプログラミングが覚えられるため、最初に触れるプログラミングとしてはとても扱いやすいです。

無料で使えるビジュアルプログラミング言語

小学校でプログラミング教育が必修になりました。おそらくScratchはプログラミング教育で最も使われているのではないでしょうか。
今までのプログラミング言語では、英語が羅列されており、その意味を理解するところから始めなければならないため、とっつきにくさがありました。
しかし、Scratchでは、文字が書いてあるブロックを繋げたり、離したりすることで命令文を書くことができるので、非常に触れやすいものとなっているのが特徴です。
例えば、「制御」の欄には、「ずっと」や「もし〜なら」といったものがあり、それと「動き」の欄にある「〜歩動かす」や「〜度回す」を組み合わせて、ずっと動き続けるものや、あるきっかけで動き出すものを作り出すことができるようになります。

論理的思考が身につき、創造性を高めてくれる

スクラッチはゲームを作成して、楽しく遊ぶことが出来ますが、学習のツールです。
文科省がプログラミング教育を必須化しましたが、その背景にはIT業界の人材不足にあります。

そのIT人材に必要なものは、論理的思考力と言われています。
スクラッチで様々なプロジェクトを作成していくことで、自然と論理的思考力を高める訓練になっている、ということです。

「リミックス」という機能を使えば、他の人が作成したプロジェクトを利用して、自分で新たにアレンジをすることができます。
しかし、まずアレンジを加えるにしても、他の人が作成したプロジェクトの中身を見て、理解しなければなりません。

そうした理解力も、スクラッチを通して鍛えられるのです。

楽しく学べる、遊びながら学べる、深く広くなる

スクラッチを学び初めて、作品が出来上がると、そのまま直ぐに遊ぶことができます。
一度遊んでみて、エラーで動かない箇所が見つかったり、「もっとこうした方が良い」という発想が浮かんだりして、修正したり、キャラクターやより複雑な動きなどを増やしていく内に、少しずつ「スクラッチ」の理解が深まり、続ければ続ける程、難しいものを作成できるようになっていくでしょう。

途中で難しい問題にぶつかったとしても、世界中の人たちの作品を見ながら、またその中身を実際に見てみることで、気づき、解決へと繋がる発想もあるかもしれません。
そして、完成した作品を、身近な友達だけでなく、日本中、世界中の人たちに見て、楽しんでもらうことで、大きな喜びや、自信、さらなる発想の刺激にもつながっていきます。

そして、リミックス機能により、その作品は他の人のアイデアにより、さらに発展を遂げ、より良い作品になっていくことでしょう。
また、リミックス機能や、他の人が作成した作品の中身を読み解くには、そこで使用されている機能について理解する力が必要になってきます。
なぜ、この機能を使用しているのだろう。どうしてこの動きになるのだろう。と考え、理解していくことで、自分の作品を見直したときに、前よりも自分の意図通りに作り替えることができ、他の作品の使用したい部分を組み込めるようになっていきます。

スクラッチはプログラミングだけではない

「スクラッチ」を使用することで、プログラミングについて学ぶことができますが、それ以外にも、「スクラッチ」には、もともと音声やキャラクターが豊富に用意されています。
その音声やキャラクターも、自分で作成したものを使用することもできます。
プログラミングを学びながら、この場面での音声は自分で作成してみよう。この場面で出現するキャラクターを自分で作成してみよう。では、音声はどのように作成したら良いだろうか。画像はどうやって描いたら良いだろうか。と、プログラミングだけでなく、それに関わる他の分野についても知るきっかけになります。

「スクラッチ」を使用し、複数人でひとつの作品を作成しようとなった時、音声を作成する人、キャラクターを作成する人など、それぞれの得意分野を活かし、ひとつも目標に向かって進むということも経験することができます。

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